シロアリの生態
女王と王と中心として多数のシロアリで集団(コロニー)を形成して、高度な社会生活を営んでいます。
シロアリ社会は、次のような階級で構成されます。
女王アリと王アリ
産卵に専念します。女王と王は常に一緒に生活し、交尾を繰り返しています。
職蟻しょくぎ(働きアリ)
集団(コロニー)の構成員の90~95%を占め、餌の採取活動、巣の構築・修理・清掃、女王や王・幼虫・兵蟻(兵隊アリ)に食物を与える役割を担当しています。
兵蟻へいぎ(兵隊アリ)
発達したコロニーでは、2~3%を占めます。外敵からの防衛にあたるシロアリで、餌は職蟻(働きアリ)から口移しでもらいます。
イエシロアリの女王アリ(30mm~)
イエシロアリの職蟻。木材に被害を与えるのがこれ。(5mm)
イエシロアリの兵蟻(4.5~6.5mm)
シロアリの一生
シロアリは、卵から幼虫、そして成虫(羽アリ)になりますが、この途中から、羽アリになる幼虫(ニンフ)とは別に職蟻(働きアリ)と兵蟻(兵隊アリ)が発生します。