イエシロアリ
イエシロアリの羽アリ | |
分 布 | 千葉県以西の海岸線に沿った温暖な地域と、南西諸島・小笠原諸島。 |
羽アリの体長 | 7.4~9.4mm |
羽アリの体色 | 黄褐色(頭部は暗褐色) |
羽アリの群飛時期 | 6~7月の温暖多湿な(むし暑い)夕方から夜。 |
羽アリの走光性※ | あり |
蟻道 | 加工能力が発達しており、巣と加害場所をつなぐ蟻道が100メートルに達することもある。餌取り蟻道の断面は三日月形または半円形で、内面は清潔(カラっとしている)。また、水を運ぶことができる。(水取り蟻道) |
加害習性 | 湿潤な木材だけでなく、被害は建物全体に及ぶ(水を運ぶ能力があるため)。加害速度は速く、被害はヤマトシロアリに比べて大きい。古材より新材を好んで加害する。 |
巣 | 屋根裏、床下、土中、立木中、立木の根の下、壁の中に、排出物や土砂などで固めた巣を作る。 |
※走光性・・・光に向かって飛んでいく性質。
ヤマトシロアリ
ヤマトシロアリの羽アリ | |
分 布 | 北海道北部を除いて、日本全土。 |
羽アリの体長 | 4.5~7.5mm |
羽アリの体色 | 黒褐色 |
羽アリの群飛時期 | 4~5月の温暖多湿な(むし暑い)昼間。 |
羽アリの走光性※ | なし |
蟻 道 | 常に湿った木材中に生息し、地中や物の表面を移動し加害場所を広げていく。蟻道の断面は長円形で、内面は不潔(湿気が多いのでベトベトしている)。 |
加害習性 | 湿潤した木材を好み、建物の下部材を主に加害する。加害速度は、比較的遅い。 |
巣 | 加害木材中にコロニーができる。特別な巣を作らない。(加害場所が巣を兼ねる)。 |
※走光性・・・光に向かって飛んでいく性質。